問題
問57
フィンテック(FinTech)に分類されるサービスとして最も適切なものはどれか。
- 紙の帳簿で日々の取引を管理する
- 自社サーバで業務ソフトを稼働させる
- スマートフォンで送金や決済ができるアプリを提供する
- 専門家によるアナログな家計相談を行う
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正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「ウ」の「スマートフォンで送金や決済ができるアプリを提供する」です。フィンテック(FinTech)は「Finance(金融)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語で、IT技術を活用して金融サービスの利便性や効率を向上させることを指します。スマートフォンアプリによる送金や決済サービスは、まさにこのフィンテックの代表例です。
例えば、PayPayやLINE Pay、楽天ペイなどはスマホを使って簡単にお金のやりとりができ、銀行窓口や現金を使わずに済むため、日常生活の利便性が大幅に向上しています。一方で、紙の帳簿管理や自社サーバでのソフト稼働、専門家によるアナログな相談は、IT技術の活用度合いや金融サービスの形態が異なり、フィンテックの範疇には入りません。
日常の例で言えば、スマホ決済は現金の代わりにスマホを財布のように使う感覚であり、これがフィンテックサービスの特徴です。
ア(紙の帳簿で日々の取引を管理する):
IT技術を活用しておらず、従来のアナログな方法であるため、フィンテックには該当しません。
イ(自社サーバで業務ソフトを稼働させる):
これはITの活用例ですが、金融サービスの革新やITを使った金融技術の提供ではないため、フィンテックとは異なります。
エ(専門家によるアナログな家計相談を行う):
人による伝統的な相談サービスであり、IT技術の活用がないためフィンテックに含まれません。
難易度
この問題はフィンテックという比較的新しい用語の理解を問う内容ですが、スマホ決済など身近なサービスが例として挙げられるため、初心者でも答えやすい問題です。ITや金融の基本的な知識があれば、選択肢のIT活用度やサービスの形態から正解を判断しやすいです。
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用語補足
フィンテック(FinTech):
IT技術を活用して金融サービスを革新し、利便性や効率を高める分野です。スマホ決済やオンライン融資などが代表例です。
スマートフォン決済アプリ:
スマホを使って現金を持たずに支払いや送金ができるアプリです。例としてPayPayやLINE Payなどがあります。
業務ソフト:
企業が業務効率化のために使うソフトウェアのことです。例えば販売管理や会計ソフトが該当しますが、必ずしもフィンテックとは限りません。
対策
フィンテックはIT技術を使った金融サービスのことなので、スマホ決済やオンラインバンキングなど具体例を覚えることが大切です。伝統的なアナログ管理や単なるITシステム運用とフィンテックを区別できるよう、ITの金融応用分野に関する基礎知識を整理しておきましょう。