問題
問39
次の表は、各事業の売上と利益を表している。最も利益率が高い事業はどれか。
事業名 | 売上(千円) | 利益(千円) |
---|---|---|
A事業 | 5,000 | 500 |
B事業 | 3,000 | 450 |
C事業 | 2,500 | 400 |
- A事業
- B事業
- C事業
- 全て同じ
正解
正解は「ウ」です。
解説
利益率とは「利益 ÷ 売上 × 100」で計算され、売上に対する利益の割合を示します。正解の「C事業」は、売上2,500千円に対して利益400千円であり、利益率は16%(400÷2500×100)となり、他の事業よりも高いです。A事業の利益率は10%(500÷5000×100)、B事業は15%(450÷3000×100)です。利益率が高いほど、売上に対して効率よく利益を上げていることを意味します。例えば、同じ売上でも利益率が高い方が経営効率が良いと言えます。
日常生活で考えると、1000円の商品を買って100円の利益が出る店と、同じ1000円の商品で150円の利益が出る店では、後者の方が効率よく利益を得ていることになります。事業の利益率もこれと同じ考え方です。
したがって、この問題は利益率の計算を理解し、正しく比較できるかを問う内容で、C事業が最も効率良く利益を上げているため正解となります。
ア(A事業):
利益率は10%で、他の事業と比べて低いため最も高くありません。
イ(B事業):
利益率は15%でC事業より低く、最も高いとは言えません。
エ(全て同じ):
利益率は各事業で異なり同じではないため不正解です。
難易度
この問題は利益率の計算方法を理解しているかを問う基本的な内容であり、初心者にも取り組みやすい問題です。表の数値を基に計算する単純な計算問題で、ビジネスの基礎知識として利益率の意味を覚えておくと解きやすいです。
用語補足
利益率:
利益が売上に対してどのくらいの割合かを示す指標です。利益が効率よく出ているかを測れます。例えば、売上100万円で利益20万円なら利益率は20%です。
売上:
商品やサービスを販売して得た収入の総額です。会社の収益の基本となります。
利益:
売上からコストや経費を差し引いた後の残りの金額です。会社の儲けを示します。
対策
利益率の計算方法をしっかり理解し、売上と利益の関係から効率の良い事業を判断できるように練習しましょう。特に割合やパーセント計算に慣れておくことが重要です。