問題
問23
次のa〜dの活動のうち、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から企業が取り組むべき活動として、適切なものだけをすべて挙げた選択肢はどれか。
- a:ペーパーレス化を推進して資源消費を削減する。
- b:再生可能エネルギーの導入を進める。
- c:廃棄物の海洋投棄を容認する。
- d:働き方改革を進めて労働環境を改善する。
- a, b, d
- a, c, d
- b, c, d
- a, b, c
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正解
正解は「ア」です。
解説
この問題は、企業活動とSDGs(持続可能な開発目標)の関連について問うものです。SDGsは国連で採択された17の目標で構成され、環境保護や社会的包摂、経済成長など広範な分野にわたる国際的な指標です。
選択肢アに含まれるa(ペーパーレス化)、b(再生可能エネルギーの導入)、d(働き方改革による労働環境改善)は、いずれもSDGsが掲げる目標に合致しています。aは「つくる責任つかう責任」や「気候変動に具体的な対策を」に関連し、bは「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、dは「働きがいも経済成長も」に関係しています。
一方、cの「廃棄物の海洋投棄を容認する」は、SDGsの「海の豊かさを守ろう」の理念に明確に反しています。よって、cを除いたa、b、dを選択したアが正解です。
イ(a, c, d):
cの「廃棄物の海洋投棄」は環境保護の観点から明らかに不適切です。
ウ(b, c, d):
こちらもcを含むため、SDGsの方針に反する活動が含まれています。
エ(a, b, c):
dが含まれておらず、またcを含んでいるため不適切な選択肢です。
難易度
本問はSDGsの基本的な理解を問う内容であり、各選択肢の内容が日常生活でも見聞きするものが多いため、初心者でも比較的取り組みやすい問題です。環境保護や労働環境といったキーワードに敏感であることが求められます。
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用語補足
SDGs:
持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略で、貧困、環境、教育など17の国際的課題の解決を目指す目標群です。
ペーパーレス化:
紙の使用を削減し、デジタル文書で業務を行うこと。資源の節約や業務効率化に寄与します。
再生可能エネルギー:
太陽光、風力、水力など自然由来で枯渇しないエネルギーのこと。地球環境に優しいとされ、SDGsの主要課題の一つです。
対策
SDGsに関する設問では、17の目標とそれぞれの具体例を理解しておくことが重要です。キーワードと目的をリンクさせる習慣を持ち、企業の社会的責任や環境対策といった文脈での出題にも慣れておきましょう。