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問題

問12

R&D投資の成果を直接評価できる指標として、最も適切なものはどれか。

  • 新製品の開発件数
  • 株主資本比率
  • 広告費の総額
  • 従業員の離職率

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正解

正解は「」です。

解説

 R&Dとは「Research and Development(研究開発)」の略で、企業が新製品や新技術の創出、または既存製品の改善を目的に投資する活動のことです。このR&D投資の成果を直接的に評価するためには、投資によって実際に生み出された成果を示す指標が必要です。

 正解の「新製品の開発件数」は、研究開発の結果として具体的に生まれた成果物の数を示すものであり、R&Dの直接的な成果といえます。たとえば、ある年に100億円の研究開発費を投じて10製品を新たに開発した場合、その10件が成果数の評価対象になります。

 一方、売上や利益への貢献などの間接的評価も重要ですが、それらは外部要因(市場環境など)の影響を受けやすいため、「直接的評価」には向いていません。新製品の数は、成果の可視化と比較のしやすさから、企業のR&D活動を客観的に評価するうえで適切な指標とされています。

イ(株主資本比率):
 これは財務指標であり、企業の安全性や財務構造を示すもので、研究開発の成果とは直接関係がありません。
ウ(広告費の総額):
 広告にかけた金額はマーケティング投資の一部であり、研究開発の成果の評価には結び付きません。
エ(従業員の離職率):
 人事指標の一つであり、労働環境や組織文化の評価には使えますが、研究開発活動の成果を表すものではありません。

難易度

 この問題は、R&Dという用語の理解と、成果を「直接評価」するという問いの意図を正しく読み取れるかがカギです。研究開発と無関係な選択肢が多いため、正解を選びやすい問題ですが、初学者は用語の意味を押さえておく必要があります。

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用語補足

R&D(研究開発):
 企業が新技術や新製品を開発するために行う調査や試作などの活動。例:新しい医薬品の開発プロジェクト。

株主資本比率:
 自己資本(株主からの出資)が総資本に占める割合。企業の安定性や負債依存度を示す指標です。

離職率:
 一定期間に職場を離れた従業員の割合。職場環境や労働条件に関する満足度を表す指標の一つです。

対策

 R&Dに関連する指標や用語を整理して、「直接評価」「間接評価」の違いを意識して学ぶと理解が深まります。過去問では類似表現が多いため、「研究成果」と「経営指標」の区別を明確にして選択肢を判断する訓練が有効です。


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