【最新版】ITパスポート試験 | 予想問題(マネジメント) [問70]　模擬試験で最短合格！

問題

問70

次の表は、プロジェクトにおける各月の進捗状況である。予定より最も進捗が遅れている月はどれか。

月	予定進捗率（%）	実績進捗率（%）
1月	30	28
2月	60	50
3月	90	85

• 2月
• 1月
• 3月
• 全て同じ

正解

正解は「ア」です。

解説

　正解は「2月」です。プロジェクトの進捗遅れを判断するには、予定進捗率と実績進捗率の差を比較します。

各月ごとに差を計算すると、

• 1月は予定30%に対し実績28%で2%遅れ
• 2月は予定60%に対し実績50%で10%遅れ
• 3月は予定90%に対し実績85%で5%遅れ

　したがって、2月が最も大きく遅れていることがわかります。
進捗管理はプロジェクトの健康状態を把握するために重要です。例えば、学校の宿題を例にすると、予定では1週間で宿題の半分を終える計画だったのに、実際には3分の2以上遅れてしまうと遅れが大きいと感じます。このように進捗遅れを早期に発見し対策を立てることが、プロジェクト成功の鍵となります。

• イ(1月):
  　1月は予定30%に対して実績28%で遅れは2%と比較的小さいため、最も遅れている月ではありません。
• ウ(3月):
  　3月は予定90%に対して実績85%で5%の遅れですが、2月の遅れ10%より小さいため誤りです。
• エ(全て同じ):
  　実際には各月の遅れは異なり、特に2月の遅れが最も大きいので「全て同じ」は間違いです。

難易度

　本問題は、表から数値を読み取り、進捗の遅れを計算する基本的な理解が求められます。計算自体は簡単ですが、数値の差を正確に比較する力が必要なため、初心者でもやや注意が必要な問題です。進捗管理の基礎を理解していれば十分に解ける難易度となっています。

用語補足

進捗率：
プロジェクトや作業がどれくらい進んだかを示す割合です。例えば、宿題が10ページ中5ページ終わったら50%の進捗率です。

予定進捗率：
ある時点で計画されている進捗の割合です。スケジュールに沿った目標の進み具合を示します。

実績進捗率：
実際に達成した進捗の割合です。予定に対してどれだけ進んでいるかの実績を表します。

対策

　進捗管理の問題を解くには、予定進捗率と実績進捗率の差を正確に計算し比較する練習が必要です。日常のスケジュール管理やタスク管理を数値化してみると理解が深まります。また、表のデータを正確に読み取る力も重要なので、数字に強くなるよう問題演習を繰り返すことが効果的です。