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【最新版】ITパスポート試験 | 予想問題(マネジメント) [問49] 模擬試験で最短合格!

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問題

問49

IT統制の一種である「全般統制」に該当するものはどれか。

  • 伝票入力時の形式チェック機能
  • アクセス権限の設定やバックアップの取得
  • 請求処理画面での自動計算機能
  • 金額入力欄での範囲チェック

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正解

正解は「」です。

解説

 正解は「アクセス権限の設定やバックアップの取得」です。全般統制とは、ITシステム全体の安全性や信頼性を確保するための統制で、組織全体に関わる管理活動を指します。アクセス権限の設定は不正アクセスを防ぎ、バックアップの取得は万が一のデータ消失に備えるため、全社的なIT環境の安全を保つ重要な措置です。

 一方、伝票入力時の形式チェック機能や金額入力欄での範囲チェック、請求処理画面での自動計算機能は、システムの特定の処理に対する統制であり、「業務処理統制」と呼ばれます。これは業務ごとの処理内容の正確性や適正を保つためのもので、全般統制とは異なります。

 例えると、全般統制は家の鍵をかけたり火災報知器を設置したりする「家全体の安全対策」であり、業務処理統制は各部屋のドアの施錠や室内の整理整頓にあたります。IT統制の基礎を理解し、全般統制と業務処理統制の違いを押さえることが大切です。

ア(伝票入力時の形式チェック機能):
 これは伝票入力の正確性を確保するためのチェック機能であり、業務処理統制に該当し、全般統制ではありません。
ウ(請求処理画面での自動計算機能):
 特定の業務処理の正確性を保つための機能で、業務処理統制に分類され、全般統制ではありません。
エ(金額入力欄での範囲チェック):
 入力データの妥当性を確保するための処理であり、こちらも業務処理統制であって全般統制ではありません。

難易度

 本問題はIT統制の種類を理解しているかを問う基礎的な問題であり、初心者にとっては用語の違いを正しく覚えることが難しい場合があります。全般統制と業務処理統制の特徴を理解すれば解答しやすく、基礎固めに適した難易度です。

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用語補足

全般統制:
ITシステム全体の安全性を確保するための管理活動です。例えば、社内のシステムアクセス権限を制限したり、データのバックアップを定期的に取得したりすることが含まれます。

業務処理統制:
各業務の処理が正確に行われるように設定された制御のことです。伝票の入力チェックや計算の自動化など、具体的な業務に対して適用されます。

アクセス権限:
システムやデータに対して利用者が持つ操作の許可範囲のことです。適切に設定することで、不正利用や情報漏えいを防止します。

対策

 IT統制の種類を正確に理解することが重要です。全般統制はIT環境全体の安全管理を指し、業務処理統制は個別の業務内容の正確性を保つための仕組みです。過去問題や用語集で用語の意味を繰り返し確認し、分類の違いを明確にしておくことが効果的です。