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【最新版】ITパスポート試験 | 予想問題(マネジメント) [問12] 模擬試験で最短合格!

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問題

問12

“プロジェクト憲章”に記載されるべき内容として、最も適切なものはどれか。

  • システムの詳細設計手順
  • プロジェクトの目的と承認事項
  • 個人の評価基準と賞与額
  • プログラムの実装仕様書

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正解

正解は「」です。

解説

 正解は「プロジェクトの目的と承認事項」です。プロジェクト憲章は、プロジェクトを公式に認可する文書であり、プロジェクトの目的、背景、範囲、主な成果物、関係者、そして誰がプロジェクトを承認しているのかといった基本情報が含まれます。つまり、プロジェクトを開始する上で「何をやるのか」「なぜやるのか」「誰が責任者なのか」を明確にすることが主な目的です。

 これは建物を建てる前に「設計図の概要」や「承認された予算」が必要なのと同じです。一方、選択肢アの「システムの詳細設計手順」や、選択肢ウの「個人の評価基準と賞与額」、選択肢エの「実装仕様書」は、より具体的な作業段階や運用に関わる情報であり、プロジェクト憲章には含まれません。よって、最も適切なのは「イ」となります。

ア(システムの詳細設計手順):
 これはプロジェクトが進行した後の設計工程で用いられる資料であり、プロジェクト憲章の内容には含まれません。
ウ(個人の評価基準と賞与額):
 人事評価や給与制度の話であり、プロジェクトの目的や範囲とは関係がありません。
エ(プログラムの実装仕様書):
 これは設計書の一部で、開発の具体的な段階に使われるものであり、プロジェクト憲章には含まれない技術文書です。

難易度

 この問題は「プロジェクト憲章」に関する基礎的な理解を問うものであり、IT未経験者や初心者にとっては用語に馴染みがないと迷う可能性があります。ただし、消去法を使えば比較的正解しやすく、難易度は中程度といえます。

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用語補足

プロジェクト憲章:
 プロジェクトを公式に認可する文書で、目的、背景、範囲、成果物、承認者などを明記します。

実装仕様書:
 システムやソフトウェアの具体的な動作仕様を記述した文書で、開発者向けの技術資料です。

詳細設計:
 基本設計に基づいて、システムの構成要素や画面、DB構造などを細かく決める工程です。

対策

 プロジェクト関連文書(プロジェクト憲章、WBS、RFPなど)の目的や内容を明確に区別できるようにしましょう。特にプロジェクト憲章は試験頻出ですので、他の文書との違いを理解しておくことが重要です。