問題
問89
次のうち、無線LANで使用される暗号化規格はどれか。
- cookie
- ESSID
- MIME
- WPA2
[出典:ITパスポート試験 平成30年度秋期 問89]
正解
正解は「エ」です。
解説
正解はWPA2です。WPA2は、無線LANの通信を保護するための暗号化規格の一つです。無線LANは電波を使って通信するため、第三者に通信内容を傍受されたり、不正にネットワークに侵入されたりするリスクがあります。WPA2は、このようなリスクからデータを守るために、強力な暗号化技術と認証プロトコルを使用しています。
例えば、ご家庭でWi-Fiルーターを使ってインターネットに接続する場合、WPA2やWPA3といったセキュリティ設定が推奨されます。これにより、家族のプライバシーや個人情報が外部に漏れるのを防ぎ、安全にインターネットを利用できるようになります。WPA2は、Wi-Fi Protected Access 2の略で、以前の規格であるWEPやWPAよりも高いセキュリティレベルを提供します。
ア(cookie):
cookieは、ウェブサイトが利用者のブラウザに保存する小さな情報ファイルで、暗号化規格ではありません。ウェブサイトでのログイン状態や設定などを記憶するために使われます。
イ(ESSID):
ESSID (Extended Service Set Identifier)は、無線LANのネットワーク名(SSID)を複数集めたもので、暗号化規格ではありません。無線LANネットワークを識別するために使われる名前です。
ウ(MIME):
MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions)は、電子メールでテキスト以外のファイル(画像、音声、動画など)を送受信するための規格で、暗号化規格ではありません。
難易度
この問題は、無線LANのセキュリティに関する基本的な知識を問うもので、比較的易しい部類に入ります。ITパスポート試験の学習を進める上で、無線LANのセキュリティは重要なテーマの一つなので、しっかり理解しておくべきでしょう。他の選択肢が何であるかを理解していれば、消去法でも正解にたどり着きやすい問題です。
用語補足
WPA2:
WPA2 (Wi-Fi Protected Access 2)は、無線LANの通信を保護するための暗号化規格です。家庭や職場のWi-Fiで、通信内容を盗聴されたり、不正にアクセスされたりするのを防ぐために使われます。例えば、スマートフォンのWi-Fi設定画面で、SSIDとパスワードの他にセキュリティ方式として「WPA2-PSK」などと表示されているのを見たことがあるかもしれません。
Cookie:
Cookieは、ウェブサイトが利用者のコンピュータやスマートフォンに保存する小さな情報ファイルです。これによって、ウェブサイトは利用者が以前にサイトを訪れた際の情報を記憶できます。例えば、オンラインショップでログイン状態を維持したり、カートに入れた商品を記憶したりするのに使われます。
ESSID:
ESSID (Extended Service Set Identifier)は、無線LANのネットワーク(Wi-Fiスポット)を識別するための名前です。通常、私たちがスマートフォンなどでWi-Fi接続するときに見えるネットワーク名「SSID」と同じ意味で使われることが多いです。例えば、カフェで「Free_Wi-Fi」と表示されているのがESSID(またはSSID)です。
MIME:
MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions)は、電子メールでテキストだけでなく、画像ファイル、動画ファイル、音声ファイルなどの様々な種類のデータを送受信するためのルール(規格)です。これがないと、メールに写真を添付して送ることができません。
対策
この問題は、無線LANのセキュリティ規格に関する基本的な知識が問われています。WPA2や後継のWPA3は、無線LANを安全に利用するために不可欠な技術ですので、その役割を正確に理解しておくことが重要です。また、他の選択肢がそれぞれどのような技術や概念を指すのかを把握し、混同しないように区別することも対策となります。特に、ネットワーク関連の用語は似たような略語が多いので、それぞれの機能と目的をしっかり学習しましょう。

