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ITパスポート試験 平成29年度春期 [問21] 過去問解説

問題

問21

財務諸表から求められる総資産営業利益率は何%か。

  • 20
  • 25
  • 30
  • 50

[出典:ITパスポート試験 平成29年度春期 問21]

正解

正解は「」です。

解説

 正解はウの「30%」です。 総資産営業利益率を求めるには、「営業利益」と「総資産」の2つの値が必要です。 まず、損益計算書から「営業利益」を求めます。営業利益は、会社のメインの事業活動で得られた利益のことです。計算式は「売上高 − 売上原価 − 販売費・一般管理費」となります。 問題の表から、

  • 売上高:3,000 百万円
  • 売上原価:2,000 百万円
  • 販売費・一般管理費:700 百万円
  • 営業利益 = 3,000 百万円 − 2,000 百万円 − 700 百万円 = 300 百万円 となります。

 次に、貸借対照表から「総資産」を求めます。総資産は、会社が持っている全ての財産(現金、建物、土地など)の合計です。これは貸借対照表の「資産合計」を見れば分かります。

 問題の表から、 総資産:1,000 百万円 最後に、総資産営業利益率を計算します。計算式は「(営業利益 ÷ 総資産) × 100」です。 総資産営業利益率 = (300 百万円 ÷ 1,000 百万円) × 100 = 0.3 × 100 = 30% となります。 この30%という数値は、会社が持っている全ての財産(資産)を使って、どれだけ本業で効率よく利益を生み出しているかを示す大切な指標です。例えば、100円の財産を使って、本業で30円の利益を稼いだ、というイメージで捉えると分かりやすいですね。

ア(20):
 営業利益または総資産の計算、あるいはその比率の計算が誤っています。
イ(25):
 営業利益または総資産の計算、あるいはその比率の計算が誤っています。
エ(50):
 営業利益または総資産の計算、あるいはその比率の計算が誤っています。

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難易度

 この問題は、ITパスポート試験で頻繁に出題される財務諸表に関する計算問題です。計算自体は足し算、引き算、割り算といった基本的なものですが、会社の「営業利益」と「総資産」がどの数値に該当するのかを正確に把握している必要があります。特に、損益計算書から営業利益を導き出す部分で間違えやすいかもしれません。財務指標の公式をしっかりと覚え、どの数値を使うべきかを理解していれば、比較的スムーズに解答できるでしょう。

用語補足

財務諸表:
 会社の財政状態や経営成績をまとめた書類の総称です。会社の健康診断書のようなもので、貸借対照表や損益計算書などが含まれます。投資家や銀行などが会社の状況を把握するために利用します。

総資産営業利益率:
 会社が持つすべての財産(資産)を、どれだけ効率的に使って本業で利益を上げているかを示す指標です。この数値が高いほど、資産を有効活用して稼いでいる良い会社と言えます。例えば、持っている工場や設備を最大限に活用して、商品をたくさん売って儲けているかを見るものです。

貸借対照表:
 ある時点での会社の財政状態(資産、負債、純資産)を示した表です。「資産=負債+純資産」というバランスが特徴です。例えば、家計でいうと、貯金や不動産(資産)と、住宅ローンや借金(負債)、自分で貯めたお金(純資産)を一覧にしたものです。

損益計算書:
 ある一定期間(通常1年間)の会社の経営成績(売上高、費用、利益)を示した表です。会社がどれだけ儲けたか、あるいは損をしたかを把握できます。例えば、1年間のお小遣い帳のように、収入(売上)と支出(費用)を記録して、最終的にどれだけ手元に残ったか(利益)を見るものです。

対策

 この問題を解くためのポイントは、まず「総資産営業利益率」の計算式を正確に覚えておくことです。具体的には、「(営業利益 ÷ 総資産) × 100」で求められます。次に、与えられた財務諸表(貸借対照表と損益計算書)から、「営業利益」と「総資産」の数値を正確に読み取ることが重要です。特に損益計算書には、売上総利益や経常利益など様々な利益の項目がありますが、本業の儲けを示す「営業利益」を正しく計算する手順を理解しておくことが、解答への近道となります。

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