問題
問89
ソフトウェアの不正利用防止などを目的として、プロダクト ID や利用者のハードウェア情報を使って、ソフトウェアのライセンス認証を行うことを表す用語はどれか。
- アクティベーション
- クラウドコンピューティング
- ストリーミング
- フラグメンテーション
[出典:ITパスポート試験 平成29年度秋期 問89]
正解
正解は「ア」です。
解説
アクティベーションは、ソフトウェアの不正利用を防ぐための仕組みです。製品IDと利用者のパソコンのハードウェア情報(CPUやメモリの種類など)を結びつけて、そのソフトウェアが正規に購入され、定められた条件(例えば、1台のパソコンにしかインストールできないなど)で使われていることを確認します。
初めてソフトウェアをインストールしたり、パソコンを買い替えたり、OSを再インストールしたりした際に、インターネットなどを通じてメーカーに登録し、使用開始の許可を得る作業がこれにあたります。これにより、一つのライセンスで複数のパソコンに無制限にインストールされるといった不正な利用を防ぎ、ソフトウェア開発者の権利を守る役割を果たしています。
イ(クラウドコンピューティング):
クラウドコンピューティングは、インターネット経由でサーバやストレージ、ソフトウェアなどのサービスを利用する形態のことです。ソフトウェアのライセンス認証とは直接関係ありません。
ウ(ストリーミング):
ストリーミングは、インターネットを通じて動画や音楽などのデータをダウンロードしながら同時に再生する技術のことです。ソフトウェアのライセンス認証とは異なります。
エ(フラグメンテーション):
フラグメンテーションは、コンピュータの記憶領域が細かく分断され、断片化することです。データが連続して保存されず、読み書きの効率が低下する現象を指します。
難易度
この問題は、ITパスポート試験で頻出するソフトウェア関連の用語知識を問うもので、比較的基礎的な内容です。日常的にソフトウェアを使用する中で「ライセンス認証」という言葉を耳にすることがあるため、初心者にとっても理解しやすいでしょう。選択肢のアクティベーションの意味を正しく理解していれば、迷わず正解を選べる難易度です。
用語補足
アクティベーション:
ソフトウェアの不正利用を防ぐために、製品が正規に購入され、使用許諾契約に則って使われているかを確認するライセンス認証の仕組みです。例えば、新しいパソコンにOfficeソフトをインストールした後、インターネット経由でメーカーに登録して「使用開始」の許可を得る作業がこれにあたります。
クラウドコンピューティング:
インターネットを介して、サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーク、ソフトウェアなどのコンピューティングリソースをオンデマンドで利用できるサービスのことです。自分のパソコンにソフトをインストールしなくても、Webブラウザから利用できるWebメールやオンラインストレージなどがその例です。
ストリーミング:
インターネット上で音声や動画などのデータをダウンロードしながら、同時に再生する技術のことです。ダウンロードが完了するのを待たずにすぐに視聴できるため、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスで利用されています。
フラグメンテーション:
コンピュータのハードディスクやメモリなどの記憶装置内で、データが連続した領域に保存されず、細かく断片化してバラバラに保存される現象のことです。これにより、データの読み書きに時間がかかり、処理速度が低下する原因になります。
対策
この問題では、ソフトウェアのライセンス認証に関する基本的な用語「アクティベーション」を理解しているかが問われます。ITパスポート試験では、クラウドサービスやセキュリティに関連する新しい技術用語も多く出題されるため、それぞれの用語が持つ具体的な意味や役割を把握することが重要です。特に、似たような言葉や異なる分野の用語が選択肢として提示されることもあるので、それぞれの概念を混同しないように正確な知識を身につけるようにしましょう。

