問題
問58
キーボード入力を補助する機能の一つであり、入力中の文字から過去の入力履歴を参照して、候補となる文字列の一覧を表示することで、文字入力の手間を軽減するものはどれか。
- インデント
- オートコンプリート
- オートフィルタ
- ハイパリンク
[出典:ITパスポート試験 平成29年度秋期 問58]
正解
正解は「イ」です。
解説
正解は「イ オートコンプリート」です。オートコンプリートは、入力中の文字から過去の入力履歴や辞書情報などを参照し、予測される文字列を自動的に表示する機能です。例えば、ウェブブラウザのアドレスバーに「y」と入力すると、以前アクセスした「yahoo.co.jp」や「youtube.com」などの候補が表示されることがあります。
この機能を使うことで、長い単語や頻繁に入力するフレーズを最初から最後まで入力する手間が省け、文字入力の効率が大幅に向上します。特に、メールアドレスや住所など、正確な入力が求められるが繰り返し入力する機会が多い情報に対して非常に有効です。ユーザーが以前入力した内容を記憶し、それを基に候補を提示するため、タイピングミスを減らす効果も期待できます。これにより、作業時間の短縮だけでなく、精神的な負担も軽減される便利な機能です。
ア(インデント):
インデントは、文書作成ソフトなどで段落の先頭を字下げする機能であり、文字入力の手間を軽減する直接的な機能ではありません。
ウ(オートフィルタ):
オートフィルタは、表計算ソフトなどで特定の条件を満たすデータだけを抽出して表示する機能であり、文字入力の補助機能とは異なります。
エ(ハイパリンク):
ハイパリンクは、ウェブページや文書内で別の場所やリソースへジャンプするための参照であり、文字入力の手間を軽減する機能ではありません。
難易度
この問題の難易度は、IT初心者にとって「普通」レベルだと考えられます。日常的にパソコンやスマートフォンを使用している方であれば、「予測変換」や「入力候補表示」といった機能として、オートコンプリートの概念に触れている可能性が高いからです。ただし、「インデント」や「オートフィルタ」、「ハイパリンク」といった他の選択肢も基本的なIT用語であるため、それぞれの機能を正確に理解していないと迷うかもしれません。日頃からPCを使う機会が多い人にとっては比較的解きやすい問題と言えるでしょう。
用語補足
オートコンプリート:
オートコンプリートは、入力中の文字から予測される単語やフレーズを自動的に表示し、ユーザーが選択することで入力を補助する機能です。例えば、検索エンジンで「今日の天気」と入力し始めると、「今日」と打っただけで「今日の天気」と候補が表示されるような機能です。
インデント:
インデントは、文書作成ソフトなどで、段落の行頭を左右にずらして字下げすることです。例えば、レポートで引用文を他の本文より少し右に寄せて表示するときなどに使います。
オートフィルタ:
オートフィルタは、表計算ソフトなどで、リストやデータベースの中から特定の条件に合うデータだけを選んで表示する機能です。例えば、商品の売上データで「地域が東京のデータだけ表示する」といった絞り込みに使います。
ハイパリンク:
ハイパリンクは、ウェブページや文書内の特定のテキストや画像をクリックすると、別のウェブページ、ファイル、または文書内の別の場所へ移動できる機能です。ウェブサイトで青い文字をクリックすると別のページが開くのが典型的な例です。
対策
この問題では、日常的に利用するコンピュータやスマートフォンの機能が、どのようなIT用語で呼ばれるかを理解しておくことがポイントです。特に、入力補助機能である「オートコンプリート」は、予測変換として広く使われているため、その概念を実際の利用シーンと結びつけて記憶しましょう。また、他の選択肢にある「インデント」「オートフィルタ」「ハイパリンク」といった基本的なPC操作やウェブ関連の用語についても、それぞれの機能や用途を正確に把握しておくことが重要です。それぞれの用語がどのような目的で使われるのかを具体的な例とともに覚えることが効果的な対策となります。

