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ITパスポート試験 平成29年度秋期 [問18] 過去問解説

問題

問18

技術開発の推進において、進捗を評価したり,関連技術との整合性をチェックしたりする際に、例示したような図が用いられる。このような、研究開発への取組みによる要素技術や、求められる機能などの進展の道筋を時間軸上に記載した図を何というか。

  • 管理図
  • 特性要因図
  • パレート図
  • ロードマップ

[出典:ITパスポート試験 平成29年度秋期 問18]

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「エ ロードマップ」です。ロードマップとは、将来の目標を達成するために、いつ、どのような技術や製品、機能などを開発していくか、その進展の道筋を時間軸に沿って示した計画図のことです。今回の問題のように、研究開発における要素技術や機能の進展を時系列で整理し、進捗評価や関連技術との整合性確認に用いることができます。

 例えば、スマートフォンの開発を例にすると、「1年後にはカメラの性能を向上させる」「3年後にはAI機能を搭載する」といった具体的な目標と、それらを達成するための技術要素(例えば、新しいセンサー技術やAIアルゴリズム)の投入時期を視覚的に分かりやすく示すことで、関係者全員が共通認識を持ち、計画的にプロジェクトを進めることができるのです。

ア(管理図):
 管理図は、製造工程における品質管理で使われるグラフで、データのばらつきが許容範囲内にあるかを確認するために用いられます。例として、製品の重さが一定の範囲に収まっているかを見るのに使われます。
イ(特性要因図):
 特性要因図は、ある問題(結果)が発生した原因を、骨と魚の形に似た図で分類・整理するものです。別名「フィッシュボーン図」とも呼ばれ、例えば、製品の不良品が多い原因を洗い出す際に使われます。
ウ(パレート図):
 パレート図は、複数の要因を数量の大きい順に並べた棒グラフと、累積比率を示す折れ線グラフを組み合わせたものです。例えば、不良品の発生原因を多い順に並べて、どの原因に優先的に対処すべきかを示すのに使われます。

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難易度

 この問題は、ITパスポート試験のストラテジ系でよく出題される経営戦略・技術戦略に関する基本的な知識を問うものです。図を見て、それがどのような計画を示すものかを理解していれば、比較的容易に解答できるでしょう。特に、時間軸に沿った進展の道筋というキーワードから、将来の計画を示す「ロードマップ」を連想できるかがポイントになります。

用語補足

ロードマップ:
 将来の目標達成に向けた計画を、時間軸に沿って技術、製品、機能などの進展段階を視覚的に示した図です。例えば、「この技術は来年にはここまで進化させ、再来年にはこの製品に組み込む」といった計画を示すのに使われます。

管理図:
 製造工程などの品質管理で、製品の特性値が管理状態にあるかを監視するグラフです。例えば、お菓子の重さがいつも一定の範囲に収まっているかを見るのに使われます。

特性要因図:
 ある問題(結果)の原因を体系的に分析し、整理するための図です。魚の骨のような形をしていることから「フィッシュボーン図」とも呼ばれます。例えば、「Webサイトの表示が遅い」という問題の原因を探る際に、「ネットワーク」「サーバー」「プログラム」といった大分類からさらに細かく原因を洗い出すのに役立ちます。

パレート図:
 問題の原因や項目の重要度を、多い順に棒グラフで表し、累積比率を折れ線グラフで示した図です。例えば、お客様からのクレーム内容を分類し、件数が多い順に並べて、どの問題から解決すべきかを判断するのに使われます。

対策

 この問題のポイントは、図が示す「時間軸上の進展の道筋」という特徴を捉えることです。将来の計画や進化の方向性を示すものとして「ロードマップ」を知識として持っているかが重要になります。他の選択肢は品質管理や原因分析に用いられる図であり、それぞれ異なる目的と用途があるので、それぞれの図がどのような目的で使われるのかをしっかり理解しておくことが対策になります。


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